オヤジのロードバイク日記

自転車が趣味の50代オヤジが書くロードバイクな日常

メット考察

オヤジが現在愛用しているメットはMETリヴァーレHES。

他に現役のメットにSpecialized EVADEとKask Mojitoがあるので利用者目線でこの3つにどれだけ違いがあるのか試してみたかった。

で、いつなら同一条件で試せるかと考えていた所に梅雨明けの酷暑が来たのでこれ幸いと3日間で乗り比べてみた。

コースはいつもの通勤コース。距離は15km、往路の後半は約3kmをノンストップで走れる河川敷の平坦路がある。巡航速度は大多数の一般ライダーが無理なく維持出来るであろう30kmを目安にした。

評価項目はクーリング(どれだけアタマが涼しくなるか)、整流効果(首にかかる風あたりで判定)、装着感(主に装着時の軽さの主観)の3つ。10点満点で6以上が性能に納得というライン。

順番は下記表の通り。Mojitoを基準として他がどうだったか?という評価軸。

   クーリング   整流効果   装着感
Mojito

f:id:natsu33r:20170731155219j:plain

      8.5         6           8
Evade

f:id:natsu33r:20170731155304j:plain

      5.5         8.5              6.5
Rivale

f:id:natsu33r:20170731155327p:plain

      7.5         7.5           7.5 

総合的な評価はRivaleがオールラウンド的な用途に向くヘルメットという評価になった。 

Mojito:
この3モデル中では整流効果は今ひとつ。風切音も強く首にあたる風も安定していない。コンパクトなシェルで装着感はバランスなど含めてかなり良い。涼しさは一番。ヒルクライムや夏場のロングライド、ロードレースなどでクーリングを優先したい場合は選択できる。高速系レース、集団先頭等では積極的に頭を下げないと厳しい。水はかぶりやすい。

Evade:
クーリングは残念ながらNG、夏場にこのヘルメットは正直向かない、40分弱の通勤でさえちょっと辛い。装着感も大味でいかにも欧米向けという感じ。但し空力はダントツで首にかかる風は安定していた。用途はクリテや平坦系のレース、エンデューロなど空力を重視するレース。一般ライダーのロングライド等は不向きだが秋~冬季や強風下では選択肢に入る。用途の限定されるヘルメット。水はかぶり辛い。

Rivale:
見た目のエアロさにもかかわらず走ってみると意外に風が通る。Mojitoほどの涼しさはないがエアロでこれなら有り。首に当たる風はEvadeほどではないがかなり安定している。特筆なのは装着感の良さ。シェル形状がたまたま自分の頭にあっているのかもしれないけれども装着バランスも良い。水かけは若干コツが必要。真夏の激坂系ヒルクライムは辛いが、他はこれ一つあるとロングライドからロードレース、クリテ系の高速レースまでカバー出来ると思う、意外に感じるがオールラウンドなヘルメット。UCIワールドツアーチームに採用されているだけある。